令和5年1月、令和4年度から令和8年度を計画期間とする「千葉市再犯防止推進計画」が公表されました。また、2月から3月にかけて開催された「令和5年第1回定例会」でも「再犯防止の推進」が取り上げられ、刑務所等の矯正施設と連携協力体制を構築し、在所中から制度の説明やニーズの把握を行い、出所後に安定した生活を送れるよう適切な支援につなげるため、「矯正施設等入所者との面談」や「リーフレット作成」が実施されることとなりました。
「千葉市再犯防止推進計画」の公表に先立ち、私自身も昨年の第4回定例会において一般質問で取り上げましたが、刑法犯認知件数は全国的に減少傾向にあるものの、検挙者に占める再犯者の割合(再犯者率)は上昇傾向にあり、再犯防止対策の充実強化が求められておりました。
犯罪をした人等の中には、安定した仕事や住居が確保できない人、障害者や独居高齢者、薬物等の依存症の人など、地域の中で生活する上で支援を要する人が多く見られますが、こうした人たちが再び罪を犯してしまうことを防ぐため、国・地方公共団体・民間団体等が連携・協力して、犯罪や非行をした人の立ち直りを支える取り組みを行うことは、とても大切なことであると考えます。
そうしたことから、犯罪をした人等が再び罪を犯すことなく、地域社会の一員として円滑に社会復帰することを支援し、市民が犯罪による被害を受けることを防止し、安全で安心して暮らせる社会を実現するため「千葉市再犯防止推進計画」が策定されました。
現在、私も保護司を仰せつかっておりますが、安全・安心な地域社会づくりに寄与して参りたいと思います。