JR幕張駅の快速電車停車について

先日ある会合で、JR幕張駅への快速電車停車についてご要望をいただきました。こちらにつきまして、改めて所管課からの説明を受けその可能性について調査いたしました。

JR幕張駅は北口と南口に分かれ、北口は駅前ロータリーが新設され、令和5年8月1日より供用開始となり、バス・タクシー・自家用車の乗り入れが可能となりました。

南口につきましては、昭和54年度に整備基本計画が策定され、その後、再開発の動きもありましたが、諸々の事情から再開発が断念された経緯があり、令和になってからも「南口のまちづくり」について動きが無かったわけではありませんが、再開発の合意には至っていないのが現状です。

現在、JR総武線の津田沼駅から千葉駅に向かって各駅の乗車人員数(乗車のみ)を見ると、幕張本郷25,780人、幕張14,778人、新検見川20,422人、稲毛45,164人、西千葉20,065人で、一番人数が少なく、令和5年度の一日平均の乗降者数(降車含む)も、幕張駅29,552人、快速が停車する稲毛駅は90,328人と3分の1弱となっております。

JR幕張駅北口ロータリー
JR幕張駅南口

こうしたことからも、現時点でJR幕張駅への快速電車停車は厳しい状況と言わざるを得ませんが、新設された北口への公共交通のさらなる乗り入れ、南口の再開発及び駅前までの公共交通の乗り入れ等による、乗降者数の増加が必要不可欠となりますので、今後も行政及びJRそして地域の皆さまに働きかけて参りたいと思います。 

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