能登半島被災地を訪問し、復興支援の現状を視察しました
令和7年年5月19日(月)・20日(火)にかけて、千葉市議会同会派の麻生紀雄議員、岡崎純子議員とともに、令和6年能登半島地震およびその後の豪雨被害を受けた石川県能登半島の被災地を訪問いたしました。
今回の視察は、被災の現状を肌で感じ、今後の千葉市としての支援や連携のあり方を考えるために実施したものです。
被害の状況と復興の歩み
昨年の元日に発生したマグニチュード7.6、震度7の大地震は、甚大な被害をもたらしました。地盤の隆起や陥没、家屋の倒壊、道路の寸断などインフラ被害も深刻であり、さらに同年9月には豪雨による災害も発生しています。
現地ではいまだ仮設住宅での生活を強いられている方も多く、復興への道のりは長いものとなっています。

現地視察・住民の声


珠洲市役所では、復興支援金の贈呈と災害復旧のため千葉市から派遣されている3名の職員に直接労いの言葉をかけさせていただきました。
現場で黙々と復旧作業に尽力されている職員の方々の姿から、被災地と支援自治体との強い絆と責任を改めて実感しました。
その後、特に被害の大きかった珠洲市の海岸や街なかの被害、火災による大きな被害があった輪島市の伝統ある朝市、海底の隆起により新たな整備が進められている輪島の港、そして土砂崩れがあり立ち入り禁止になったままの山中や陥没と隆起により通行止めとなったままの道路などを視察しました。災害の爪痕がいたるところで感じられました。
公費解体等により整備されている部分もありますが、復興はまだまだ道半ばであり、現地の方々からは「時とともに忘れられて行き風化することが一番辛い」といった切実なお声を多数いただきました。また、地元自治体、復興担当者の方々からは現地の最新課題や要望について貴重なお話を伺いました。
私たちの使命と皆様へのお願い
今回の行程では3人それぞれのスケジュールの都合により車による長距離移動を伴う強行スケジュールとなりましたが、7月から8月にかけても再訪する予定としておりますので、現地の現状把握と支援活動を続けていく予定です。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福を深くお祈りし、被災された方々の一日も早い復旧・復興をご祈念申し上げます。現場の声を大切にしながら、被災地と連携し、法的支援や人的・物的支援を積極的に推進してまいります。

今後とも市民の皆様、そして全国の皆様の温かいご理解とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。引き続き、議会・地域活動の両面で全力を尽くしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。