空き家問題の解決に向けて 「空家等管理活用支援法人」の募集が始まります

千葉市では、増加する空き家問題の解決に向けて、これまでも様々な取り組みを進めてきました。平成30年度に「千葉市空家等対策計画」を策定し、社会構造の変化や「空家等対策の推進に関する特別措置法」改正を踏まえて、令和6年3月には計画を改定しました。
また、「すまいのコンシェルジュ」を通じて『空き家ガイドブック』を配布し、空き家の課題や予防策、利活用の事例紹介、相談窓口など、情報の周知・啓発を進めてきました。
民間の知恵と経験を活かして、空き家所有者を支援
こうした中で、市では新たに 「空家等管理活用支援法人」 を募集することとなりました。
この法人は、空家等対策の推進に関する特別措置法 に基づき千葉市が指定するもので、行政と連携しながら空き家の管理や活用を支援する役割を担います。
従来の「情報提供」や「相談対応」に加え、空き家所有者に寄り添い、課題解決まで導く 伴走型支援 を行う点が大きな特徴です。民間法人ならではの専門知識やノウハウを活かし、それぞれの空き家の事情に応じた解決策を提案していくことが期待されています。

募集スケジュールと今後の見通し
- 指定申請受付開始:令和7年10月10日
- 選定審査・指定の公表:令和8年2月
- 活動開始予定:令和8年3月2日〜令和11年3月31日(約3年間)
- 指定法人数:当面は5法人程度を予定
応募にあたっては、法人格を有していることや、行政との連携実績があることなどの条件が設けられています。
空き家の“これから”を地域の力で

空き家の増加は、景観の悪化や防犯・防災上のリスクなど、地域の課題にもつながります。
一方で、空き家を上手に活用すれば、地域の新しいコミュニティスペースや住まいとして再生できる可能性もあります。
今回の制度は、そうした空き家の「課題」と「可能性」の両面に対応する新しい仕組みです。
千葉市が民間と手を取り合い、地域の実情に合った支援を進めていくことで、安心して暮らせるまちづくりをさらに前へ進めてまいります。









