循環型社会・脱炭素社会の実現へ
〜家庭から始めるプラスチック資源のリサイクル〜
地球温暖化やプラスチックごみによる海洋汚染は、世界的な喫緊の課題となっています。
私たちの生活の中でも、日々のごみの出し方やリサイクルの取り組みが、未来の地球環境を守る第一歩につながります。
千葉市は、環境省が実施する「脱炭素先行地域」に選定され、環境にやさしい持続可能なまちづくりを進めています。
その一環として、循環型社会・脱炭素社会の実現を目指し、家庭から出るプラスチックごみを資源として分別・再利用する新しい取り組みを開始します。

プラスチックごみを「資源」へ
これまで、家庭から出るプラスチックは、
- 「容器包装プラスチック」(例:お菓子の袋、トレイなど)は可燃ごみ
- 「製品プラスチック」(例:ハンガー、歯ブラシなど)は不燃ごみ
として扱われてきました。
この仕組みを見直し、今後は両方をプラスチック資源として新たに分別収集します。

回収されたプラスチック資源は、民間の再商品化施設でリサイクルされ、新しい製品として生まれ変わります。
ご家庭での分別が、廃棄物を減らし、資源を循環させる大切な一歩となります。
新しい指定袋の導入について
「プラスチック資源」の分別に使用する新指定袋は、「こども・若者会議」で検討したコンセプトを取り入れ、未来を担う世代の意見を反映したデザインとする予定です。
袋の種類と価格は以下のとおりです。
- 30リットル袋:1枚あたり24円
- 15リットル袋:1枚あたり12円
今後のスケジュール(予定)
千葉市では、今後以下のスケジュールで事業を進めていきます。
- 令和7年度中:再商品化事業者・収集運搬事業者の決定
- 令和8年度:新指定袋デザインの決定・自治会等住民への説明
- 令和9年9月:新指定袋の店舗販売開始
- 令和9年12月:分別収集の開始
市民の皆さんの協力を得ながら、環境負荷の少ない循環型の仕組みを着実に進めてまいります。
未来のために、今できることから

家庭ごみの分別やリサイクルは、一人ひとりがすぐに取り組める環境保全の行動です。
市民・企業・行政が一体となって、次の世代に美しい地球を引き継ぐために、千葉市は今後も循環型社会・脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。



