花見川区柏井町の不法投棄問題と対策

不法投棄対策には継続して取り組み、6月19日(木)令和7年第2回定例会中の一般質問でも取り上げました。
これまでゴミを処分しても更に生活ゴミが捨てられていた民有地の不法投棄現場にも、監視カメラが取り付けられました。

不法投棄の現状と背景

花見川区柏井町では、近年、生活ごみや大型ごみなどの不法投棄が問題となっています。環境美化の観点からも、住民の安心安全を守るためにも、地域として早急な対応が求められています。不法投棄は、単に景観を損なうだけでなく、悪臭の発生や害虫の繁殖、さらには火災や犯罪の温床となることも懸念されています。

なぜ不法投棄が繰り返されるのか

民有地は管理が行き届きにくいことから、心ない一部の者によって「捨てやすい場所」として認識されてしまう傾向があります。一度ごみが捨てられると、連鎖的に次々と投棄が増え、悪循環に陥ってしまいます。
これまでたびたびごみを撤去してきましたが、撤去後すぐに再び不法投棄が行われるなど、根本的な解決には至っていませんでした。

監視カメラ導入の意義

今回、現場に監視カメラが設置されたことで、抑止効果が大きく期待されています。監視カメラの存在は、「見られている」という意識を持たせることで、違反行為への心理的なブレーキとなります。また、映像記録によって投棄者の特定や証拠保全が可能になり、今後の法的措置にも役立つことでしょう。

導入までの道のり

この取り組みの実現に尽力いただいた、環境局職員の粘り強い交渉と土地所有者のご理解に敬意を表します。
行政と地域住民、そして土地所有者が一体となって問題解決に取り組むことで、より持続的な成果が生まれると感じています。

不法投棄の問題は、一朝一夕で解決できるものではありません。しかし、監視カメラの設置をはじめとする具体的な対策と、地域の皆さんの協力があれば、必ずや美しい花見川区を次世代に引き継ぐことができると信じています。今後も粘り強く、行政と地域が一体となって取り組みを進めてまいります。

目次