千葉市の地域公共交通を調査|都市建設委員会としてバス事業者と意見交換

千葉市議会 都市建設委員会の年間調査テーマ「地域公共交通」

千葉市議会では、市政の広範な課題を専門的に審査するため、総務、保健福祉、環境、建設、教育・経済の5つの常任委員会が設置されています。各常任委員会は、委員長が中心となりその所管分野における重要な行政課題について年間調査テーマを設定し、集中的な審議や調査・研究活動を行っています。

令和7年度、私は 都市建設委員会の委員長を仰せつかり、委員の皆さんと協議した結果、年間調査テーマを

「地域公共交通について」と設定いたしました。

近年、コロナ禍以降の社会状況の変化により、全国的にバス運転手の不足が深刻化し、バス路線の廃止や減便が進むなど、市民の移動手段に大きな影響が出ています。

千葉市 においても今年度、新たに

  • バス対策担当課長
  • バス対策班

が設置され、地域公共交通の維持に向けた取り組みが進められています。

また、2021年度から2025年度を計画期間とする千葉市地域公共交通計画も最終年度を迎え、交通政策を見直す重要な節目となっています。

そのため都市建設委員会では、

  • 持続可能な公共交通の維持
  • デマンド交通
  • ライドシェア
  • 新たなモビリティの導入

などについて調査研究を進めています。


国際福祉機器展で次世代モビリティを視察

都市建設委員会では、地域公共交通について段階的に調査を進めてきました。

9月には、千葉市都市局交通政策課から本市の公共交通の現状について説明を受け、バス路線の維持や運転手不足などの課題を整理するとともに、委員間で地域公共交通の将来のあり方について議論を行いました。

調査の一環として、
国際福祉機器展(会場:東京ビッグサイト)を訪問し、新しいタイプのグリーンスローモビリティを視察しました。

グリーンスローモビリティは

  • 高齢者の移動支援
  • 地域内の短距離交通
  • 観光地の移動手段

として全国各地で導入が進んでおり、今後の地域交通を考えるうえで注目される取り組みです。


2025年国際福祉機器展示場にて新タイプのグリーンスローモビリティ
2025年国際福祉機器展(東京ビッグサイト)にて新タイプのグリーンスローモビリティの前で

先進自治体の視察

さらに、先進的な地域公共交通の取り組みを調査するため、

  • 長野市
  • 永平寺町
  • 福井県
  • 高岡市

を訪問し、デマンド交通や地域主体の交通運営などについて視察を行いました。

永平寺町では自動運転バスの取り組みも視察し、地域交通の新しい可能性について学ぶ貴重な機会となりました。

永平寺町の自動運転バスの前で

バス交通事業者との意見交換会を開催

令和7年11月12日には、

  • 京成バス
  • 小湊鉄道(バス部門)

の皆様に千葉市議会へお越しいただき、都市建設委員会委員との意見交換会を開催しました。

この取り組みは千葉市議会として初めての試みであり、次のようなテーマについて活発な議論が行われました。

  • 深刻化する運転手不足への対応
  • 働きやすい労働環境づくり
  • バスの安全性確保
  • 利用促進と市民の意識改革
  • 外国人利用者への対応

事業者の皆様から現場の課題を直接お聞きすることで、公共交通の現状をより深く理解することができ、大変有意義な意見交換となりました。

持続可能な地域公共交通を目指して
地域公共交通は、通勤・通学・買い物・通院など、市民生活を支える重要な社会基盤です。
都市建設委員会として、今回の調査や意見交換で得られた知見を踏まえながら、今後も
持続可能な公共交通の確保
・市民の移動手段の維持
・新しい交通サービスの検討
に取り組んでまいります。

千葉市の交通政策については、こちらでも紹介しています。