千葉市が新たな地震被害想定調査結果を公表|9年ぶりの見直しと、私たちができること
令和8年7月、千葉市総合政策局危機管理部危機管理課から「新たな地震被害想定調査結果及び防災・減災対策の方針」が公表されました。
最新の科学的知見およびデータに基づき、9年ぶりに地震被害想定調査の見直しを行うとともに、その結果を踏まえた防災・減災対策の方針を策定した内容です。地震はいつ起きるか誰にも分かりません。だからこそ、数字と対策が「今の姿」に更新されたことは、私たちが自分の暮らしを守るための大切なよりどころになります。
被害予測結果のポイント
今回の調査では、千葉市に最も大きな影響を及ぼす可能性が高い地震として「千葉市直下地震」(震源の中心を千葉市役所の直下に設定)を想定しています。
被害予測結果では、震度・液状化危険度の分布、建物の倒壊・焼失棟数、直接死・災害関連死を合わせた死者数、ライフライン被害、避難者数など、最新のデータが示されています。数字の一つひとつは、私たちの家、通いなれた道、家族や隣近所の顔を想起させるものです。ぜひ一度、市の公表資料に目を通していただき、ご自宅・お勤め先の周辺の想定を、この機会に確認しておいていただければと思います。(参考リンクからご覧いただけます)
なお、この千葉市の調査に先立ち、令和8年5月には千葉県も10年ぶりの見直しとなる「千葉県地震被害想定調査(令和6・7年度)」を公表しています。県と市、それぞれの立場で防災対策の基礎を整えたかたちです。
今後の防災・減災対策の方針|5つの柱
千葉市は今回の調査結果を踏まえ、次の5つの対策を実施することとしています。
- 自宅を守り、自分(家族)も守る【自宅の安全対策】
- 避難先の選択肢を増やす【分散避難の促進】
- 避難所を安心して過ごせる場所にする【避難所環境の整備】
- 被災者の不安を少しでも解消する【被災者支援の強化】
- 災害に強いまちにする【ライフラインの早期復旧・応急対策】
避難所に頼るだけでなく、まず「自宅を安全にする」「避難先の選択肢を増やす」ことから始まっているのが、今回の方針の特徴です。避難所は多くの人にとって心強い場所ですが、ご高齢の方、小さなお子さんのいるご家庭、ペットと暮らす方など、それぞれのご事情もあります。「わが家にとって一番安心できる過ごし方は何か」を、家族で話し合うきっかけにしていただけたらと思います。
花見川区の視点で、あわせて考えたいこと
花見川区は、駅周辺の住宅と、団地・古くからの住宅地、内陸の集落など、地域ごとに暮らしの顔が違うまちです。同じ震度の揺れでも、建物の年代や地盤、ご家族の構成によって、備えるべきことは変わってきます。
一律の「防災」ではなく、「うちの場合はどうするか」を家族で確かめる。それこそが、9年ぶりに更新された数字を、わが家の備えとして受け止め直す。それが、私たちにできる最初の一歩です。個別避難計画づくりや、自主防災組織の活動など、地域単位での取り組みも、これまで以上に大切になってきます。
「自助・共助」を、無理なく続けられる形で
過去の災害から明らかになったのは、「日頃の備え(自助)と地域の助け合い(共助)が、被害の軽減につながる」ということです。行政による対応(公助)には限界があり、大災害時にはまず自分と家族、そして地域の力が命を守ります。
今後のスケジュールとしては、次の予定です。
- 8月中:出前講座の募集開始、およびWEB版ハザードマップの更新
- 10月以降:市民説明会を4回程度開催予定
ぜひ多くの皆さまにご参加いただき、ご自宅の対策や地域での助け合いのあり方について、一緒に考えていければと思います。私も、花見川区選出の議員として、皆さまの声を市政に届けながら、災害に強く、安心して暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。ご意見・ご要望を、ぜひお寄せください。
参考リンク
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